安全なドッグフードの基準点

どんなドッグフードが良いの？

最近、ドッグフードの評価を様々なサイトや公的機関から得ることができます。私達はそれらの情報を元に“どのドッグフードが良いのか“を判断できると思います。

しかし、本当にこれらの情報で良いドッグフードを見つけることができるのでしょうか？ドッグフードの評価結果を正しく理解するには、まずどのようなテストが行われているのかを知る必要があります。

一般に行われているテストでは
・「そのドッグフードが犬に与えても安全かどうか」
・「パッケージに、法律で課せられている必要事項が記載されているか」
・「そのフードが完全食として必要最低限の栄養素を満たしているか」がチェックされています。

よって、これらのテストで「良い」と評価されたドッグフードは、犬に与えても安全でありワンちゃんにとって必要な栄養素が足りている、という事を意味しています。

でも残念なことに、それではワンちゃんにとって非常に重要なテストがされていません。例えば
・「原材料がどのように処理され、ワンちゃんにとってが消化しやすい状態になっているか」
・「途中で使われている添加物の品質は、どのようなものか」等です。

原材料をしっかり確認しましょう！

ドッグフードの評価を読むとき、その評価項目から以下の事が分かるか確かめてください。
・肉骨粉は含まれているのか？（もし使われていればその品質は？）
・新鮮な肉が使われているのか？
・タンパク質源として、肉がどの位の割合で使われているのか？
・一般的に必要とされている原材料を補完する、添加物の有無を確認しているのか？ 例えば、動物に必要な栄養素のバランスを整えるハーブや緑イ貝などの使用を確認しているのか？

多くのドッグフードは「肉および動物のバイプロダクト」と原材料をまとめて表記している商品と、それぞれを別々に表記している商品を同じレベルで比べています。

個別に表記しているリストは、原材料全てを表記しているのに比べ、まとめて表記しているリストは、消費者に詳細を見えにくくしています。また多くの場合、ドッグフードが袋詰めされるまでどのように保管されているのか、製造過程で人工調味料や色素が添加されているか、なども評価項目に入っていません。

ドッグフードを比べる際は、かならず原材料をきちんと確認しましょう。そして、一般的に行われているドッグフードのテスト内容は
「そのドッグフードが犬に与えても安全なのか」
「犬に必要な栄養素を満たしているのか」という非常に広い意味での評価であり 「愛犬の健康に一番良いのはどのドッグフードか？」を評価しているのではない、ということを忘れずに！